地物食材たち
こだわり
料理自慢のくろしおのこだわりは、
やはり「食材」です。
それぞれの季節の一番おいしいものを、
お客様に味わっていただけるよう、
仕入れから心を配っています。
地物 活け松葉がに
物活松葉がに地元柴山港・香住港で水揚げされる地物松葉がには、
約60のランクに分別されます。 くろしおでは、
その中でも上ランクのものを厳選して仕入れています。
また、お客様に最高の状態でお召し上がりいただけるよう、
かに専用の大きないけすを設置しています。
このいけすは玄関横にありますので、どうぞご覧ください。
せこがに
せこがには、松葉がにのメスのことです。
オスに比べて小ぶりで、食べるところがないよう感じますが、
オスの松葉がにはない卵「外子と内子」を持っています。
「外子」は、お腹の外側の房にあり、プチプチとした食感が特徴です。「内子」は体内にあり、茹でるとオレンジ色になるのが特徴です。
「内子」は濃厚な味で、一度食べたら忘れられない味です。かに味噌以上に美味しいという方もいらっしゃいます。
食べ方は、茹でるのが一般的ですが、生のせこがにをふたつに割って、味噌汁にすると大変濃厚な味わいになります。
香住紅がに
近畿地方では香住漁港だけで水揚げされる上質の紅ズワイガニを「香住紅がに」と呼んでいます。
「香住紅がに」は、日帰り漁で持ち帰られるため鮮度が抜群で、甘くみずみずしい肉質が特徴です。
くろしおでは、春~秋の地物のかにとしてお出ししています。
白いか
剣先いかのことを山陰地方では白いかと呼びます。
夏のシーズンに目の前の日本海で獲れた活白いかを、活け造りにします。
透き通った身は厚く、とろけるような濃厚な甘さは、地元でしか味わえないものです。
活け造りの様子は、ムービーでご覧いただけます。
シーズン:6月~8月 ※写真はイメージです
のどぐろ
のどぐろは正式名称は「あかむつ」ですが、
日本海側では口の中が黒いため「のどぐろ」と呼ばれる幻の高級魚です。
「白身のトロ」と言われ、口に入れた瞬間にとろけるような食感と甘みのある、柔らかいその身は、魚通を唸らせる美味さです。
おこぜ
見た目は大変グロテスクな魚で、背びれのとげには毒もあり、うかつに触って刺されると、激しい痛みに襲われます。
オニオコゼ科の中で、食用とされているのが、「鬼おこぜ」です。
この鬼おこぜの事を一般的におこぜと呼んでいます。
おこぜは、その姿に似合わず、フグに近いたんぱくで上品な味わいで、とても美味しいです。
冬のふぐ、夏のおこぜと言われるくらいです。
桜えび
シロエビは2月ごろから桜の花が咲く春先に獲れるエビで、あまり市場に出回らない食材です。
まるで「猛者」のようにいかつい甲羅をしているからでしょうか、別の地方ではモサエビとも呼びます。 香住では、花の季節に合わせてサクラエビと呼んでいます。
一般的にお好み焼きなどに入れる「さくらえび」とは違い、 体長は約12㎝、甘エビのように緑色の卵をいっぱい抱えます。
身はお造りで、甘エビより甘いと言われる濃い味をご賞味ください。 頭はミソが詰まっており、味噌汁の出汁取りなどにすると良い味が出ます。焼いてもフライでも、おいしく召し上がっていただけます。
ハタハタ
ハタハタは一般的には、一夜干しが有名です。
地元では、秋の底引き網のシーズンになると、生の獲れ立てのハタハタを手に入れることができます。これをあぶり焼きにしたり、たたきにして、「活け尽くし」プランでお出ししています。
干物もおいしい。