三川権現
三川権現
「くろしお」と、香住道路の佐津ICの間のAコープの角を、佐津川に沿って上流へ車で30分ほど。
そこは、ブナやシャクナゲが群生する香美町香住区の三川山です。 標高888メートルの三川山は、古来より山岳修験道の行場として栄えた古霊場です。 その麓にある三川権現は、修験道の開祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)が674年に蔵王権現を勧請して開いたと伝えられており、日本三大権現のひとつに数えられています。

しかし天文7年(1538年)に、雷により焼失し、その後再建されますが、再び天保3年(1832年)に土石流で全ての建物が埋没してしまいました。 当時の出石藩主仙石氏らが再興を計り、高野山大僧正と信徒らにより蔵王堂が再建され現在の三川権現社があるとされています。


毎年5月3日には、春を呼ぶ大祭「三川権現まつり」が開催され、全国各地から修験者や山伏が集まり、三川権現蔵王堂前で盛大な護摩供養が行われます。

また、佐津川周辺には多くの鳥や魚、昆虫が生息し、貴重な自然環境が残っており、ハイキングコースとしても人気があります。 三川権現社の手前まで車で行くことができます。 深緑の中で古の修験者に思いをはせ、静かなパワーを感じてみてはいかがでしょうか。